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2015-01-30 21:28    ルイヴィトンエピジッピーウォレット長財布
 初台での高速四号線高架工事、それに、夜になるとはじまる道路の掘り返し工事などで時間をとられたので、朝倉の車が井の頭通りと言われる渋谷水道道路との交差点を過ぎたときは、新宿を出てから二十分ほどたっていた。築地本願寺和田堀|廟《びょう》までは、あとほんのわずかな距離だ。  |罠《わな》と気付かれずに植木たちを和田堀廟の墓地に誘いこまねばならぬ。朝倉は、今になって|尾《つ》|行《け》られていることを突然知ったかのごとく装い、中速車線に車を寄せながら減速した。そして、サイド・ウインドウを大きく開いて首を車窓から突きだし、あわててブレーキを踏むクラウンとセドリックを振りかえった。  その二台の車に乗っている植木たちは、首を縮めて朝倉の視線を避けようとした。  しかし朝倉は、もっともらしく|驚愕《きょうがく》の表情を走らせた。ブルーバードのギアをセカンドに落とすと高速車線に割りこみ、次いでセンター・ラインを越えてアクセルを思いきり踏みこんだ。この時刻の甲州街道では、下りの車は多いが上りの車は少ない。  八十キロで、セカンドののびはとまった。朝倉は仕方なくトップにギアを上げると右側通行で突っ走る。二台の尾行車もスピードをあげた。朝倉のように右側通行に移った。  上りの対面車は、クラクションをわめかせて三台の車を避けた。ブルーバードは、たちまち明大校舎前を過ぎた。  朝倉は、短く急ブレーキを踏んで七十キロにスピードを殺し、右に急ハンドルを切った。腰高の車体は大きくロールし、左前輪に車重のほとんどがかかって内側の右車輪が浮き気味になった。悲鳴をあげて後輪が滑る。  コースからふくらみながらも、ブルーバードは何とか和田堀廟入口の広場に突入した。玉川上水にかかった極楽橋を渡る。  玉砂利の構内で朝倉は車を停めた。車から跳び降りる。薄い手袋をつけているので、車に指紋は残らないから安心だ。  二台の尾行車も、タイヤを|軋《きし》ませながら広場に突っこんできた。朝倉は彼等に一瞬姿をさらしてから、わざと足音も高く墓地に駆けこんだ。  すぐに朝倉は、墓地入口から三十メーターほどの円型墓碑に着いた。その蔭に、一メーターほどに切ったケヤキの枝に結びつけた懐中電灯を隠している。  急停車した二台の車からは、男たちが転げるように跳びだした。墓地のなかに駆けこみながら、それぞれが拳銃を引きぬいた。植木でさえもが、持ち慣れぬ手つきで小口径の拳銃を抜く。  朝倉は円型墓碑の蔭で、照星の後側に塗った|蛍《けい》|光《こう》塗料が|剥《は》げないように、バンドを片手で引っぱって腹を縮めながら、三十八口径コルト・スーパー自動拳銃を抜いた。撃鉄を右親指で起こす。左手で、懐中電灯を結んだ枝を拾った。  追っ手が朝倉を捜すために散開しないように、朝倉はわざと足音を通路の石畳に響かせながら、墓地の背後の草原側にゆっくりと走った。拳銃の銃身は体の蔭に隠して、照星の後側の蛍光を彼等に知られないようにする。 「あっちだ!」 「逃すな!」  男たちはわめいた。声をはずませて、一団となって追ってくる。  朝倉は、さらに十メーターほど後にさがった。そこで、通路はT字型の突き当たりとなっている。朝倉は突き当たりの墓石の後に跳びこんだ。